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夫婦喧嘩が子どものインナーチャイルドを作る

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子どもの成長を願い、普段から子どもとの接し方にはとても気を配っているママが多いと思います。

しかし子どもを大切に思う気持ちが強くなりすぎて、育児のことや家庭内のことで夫に対して辛く当たったり、時には喧嘩をしてしまうことはありませんか?

実は、そんな夫婦喧嘩が大切な子どものインナーチャイルド(幼少期の家庭内トラウマ)を形成する原因になってしまいます。

今回は、子どものインナーチャイルドと夫婦喧嘩の関係性や対処法について紹介します。

どんな親から育ったかで子どもの性格は決まる

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼少期の体験や環境が将来の人格形成に大きく関与することはよく知られています。

極端な例で言えば、おもちゃの片づけを綺麗にするのが「普通のこと」として育った子どもは、大人になってからも整理整頓はごく当たり前に行うことができます。

幼少期は特に、家庭内で過ごす時間が長いため「親の影響」が子どもの人格形成に大きく影響することは当然と言えます。

時代が変わっても、「親の背中を見て育つ」という根本的な部分は変わりません。

習い事やお勉強などの教育も大事ですが、親である私たちがどのように振舞い行動するかが子どもの性格に大きく関与することを、改めて見つめ直してみましょう。

夫婦喧嘩は子どもの潜在意識に残りやすい

育てた親によって子供の性格が決まるからといって、毎日のように気を張って姿勢を正して完璧な親を演じなければならない訳ではありません。

私たち親だって人間です。

常に完璧であり続けることは不可能ですし、時には感情的になってしまったり、手を抜いてしまうことだってあるでしょう。

それらの些細なミスや人間らしさは、子どもの性格に大きな悪影響を及ぼさないので必要以上に心配することはありません。

しかし、夫婦喧嘩を子どもに見せるのはインナーチャイルドを形成しやすく、夫婦が意識して見せないようにする必要性があります。

幼少期の子どもにとって、家庭(両親の存在)は大げさではなく「世界そのもの」です。

その世界を形成する父親と母親が言い争う姿は、大人である私たちが想像する以上に大きな衝撃を受ける出来事で、潜在意識に刻まれる可能性が高いのです。

よくある夫婦喧嘩で形成される子どものトラウマ例

夫婦喧嘩になってしまう原因は家庭ごとに様々ですが、具体例として子どものトラウマとして残るケースを紹介します。

お金でもめる夫婦の場合

子どもを育てている中で、経済的な不安を抱えると夫婦間の諍いは増えるものです。

金銭トラブルや経済状況のひっ迫など、お金が原因で夫婦喧嘩をしている姿を見て育った子どもが、インナーチャイルドを形成した場合は以下のような性格になる可能性があります。

  • お金に執着する
  • お金に対して潜在的に嫌悪感を抱き、散財する
  • とてもケチになる
  • 様々な物事を金銭的な基準で考えてしまう

上記は一例ですが、大切な両親が喧嘩をする原因となった「お金」に対して、潜在的に執着したり嫌悪感を抱くようになる危険性があります。

どちらかの不倫が発覚した夫婦の場合

浮気や不倫など、夫婦どちらかの不貞行為が原因で言い争いをした場合も子どもがインナーチャイルドを形成する可能性があります。

  • 浮気性になる
  • 略奪愛や不倫をしてしまう
  • パートナーに対して異常な束縛を強いる

不倫などの不貞行為で夫婦喧嘩が起こり、それがインナーチャイルドを形成する原因になった場合、大人になってから恋愛関係で歪みが生じてしまう危険性があります。

子育ての食い違いで言い合いになる夫婦の場合

どの家庭でも起こり得る夫婦喧嘩の原因に「育児に関する意見の食い違い」があります。

「子どものためにはこうした方が良い!」

「なによ!普段は全然子どもの世話をしないくせに!」

お互いに、子どものためを思っているがゆえにヒートアップしてお互いが意見を譲らずに喧嘩へと発展してしまうことってありますよね。

しかし、事情を知らない子どもから見れば「夫婦喧嘩」として映りインナーチャイルドを形成してしまう可能性があります。

こうした夫婦喧嘩をみて育った子どもは、インナーチャイルドに気付けずに子育てをする立場になってから「育児が辛い」「子育てが難しい」と感じてしまうかもしれません。

  • 育児とはこうあるべきだ!
  • 子どものために完璧でなければならない!

こんな強迫観念に捉われて、今も思い悩んでいるママは幼少期に両親が夫婦喧嘩をしている場面が、潜在意識に刻まれて自覚していないインナーチャイルドが原因であるケースが極めて高いものです。

トラウマを形成するような夫婦喧嘩は子どもに見せない

冒頭でも少し触れましたが、親であっても人間ですから常に完璧でいる必要はありません。

しかし夫婦で争う姿を見せないように意識することは、誰にでも簡単に実践できることです。

夫婦喧嘩をしてはいけない、という訳ではありません。

子育ての方針が食い違うこと、経済面や不貞行為の発覚などによる相談や話し合いが必要な場面も出てくるでしょう。

長く連れ添っていれば夫婦喧嘩の一つや二つが起こるのは当然ですが、子どもの前でだけはその姿を見せないようにする。

子どものトラウマ形成は様々な要因で起こるものですが、夫婦喧嘩をしている姿を見せないという簡単な対処法をするだけでも、インナーチャイルドの原因を一つ避けることが出来るのです。

まとめ

自覚していない幼少期の家庭内トラウマ(インナーチャイルド)により、育児や社会生活で苦しんでいる大人は沢山います。

今現在、育児で苦しんでいるママの多くも無自覚で形成されたインナーチャイルドが原因であるケースが非常に多いものです。

子どものために、出来ることは何でもやってあげたい!と思うのは親として当然の気持ち。

もし、夫婦喧嘩になりそうな言い合いになったときは「子どもの成長」を考えて、一旦冷静になってからもう一度話し合う場を設けるなど、子どもの前で夫婦喧嘩をしないように心がけるようにしましょうね。

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