生理前に感じる寒気の原因は月経前症候群かもしれません
目次
月経前症候群とは?
月経前症候群(PMS)とは、生理が始まる前、長い人では10日ほど前から起こり、生理が始まると治る精神的・身体的な不調のことをいいます。
具体的な症状として、頭痛、腹痛、乳房の張りと痛み、便秘、不眠、肌荒れ、イライラ、集中力の低下等々、あげるときりがないほどさまざまな症状があります。
月経前症候群の症状は人によって現れ方の個人差もおおきく、症状が軽い人もいれば症状が重く日常生活に支障をきたしてしまう人もいます。
生活習慣の見直しや医療機関で治療を行えば症状は改善していきますが、生理前に不調が起こるのは当たり前と思っている人が多く、特に対処せずに我慢している人が多いのも特徴です。
月経前症候群で寒気を感じることはある?
月経前の不調としてイライラしたり乳房が張ったり頭痛をおこす人は比較的多いですが中には寒気を感じて悩んでいる人もいます。
寒気の原因として考えられることの理由の1つに「体温変化」があげられます。
生理前になるとホルモンの影響で新陳代謝を低下させ、血行が悪くなり寒気を感じることがあります。更にもう1つの理由として「自律神経の乱れ」があります。
これもまたホルモンの影響により情緒不安定になり、自律神経が乱れることで寒気を感じる可能性があるのです。
日ごろから基礎体温をつけていれば生理前の寒気なのか風邪など別に原因があるのか分かりやすいですが、生理が始まって数日しても寒気がおさまらないときは無理をせず医療機関を受診しましょう。
生理前はできるだけ体を冷やさないように意識してみてくださいね。
月経前症候群のタイプ別対処法
月経前症候群による症状をタイプに別に分けると、頭痛などの【体】の不調、イライラや気分が落ち込むなどの【心】の不調、物忘れがひどくなるなどの【行動】の不調に分けることができます。
それぞれの対処法として
【体】の不調には、生活習慣を見なおして規則正しい生活を心がけることで症状の軽減をはかることができます。
とくに食事では生理中に不足しがちなビタミンやミネラルをとることを意識してみましょう。
【心】の不調にはリフレッシュ&リラックスが効果的です。つらい時は肩の力をぬいて、けして無理はせず好きなことをする時間を作ってみましょう。
【行動】の不調には睡眠が大事です。十分な睡眠時間を確保し、体を休ませてあげましょう。
症状には個人差があります。症状が重い場合は病院を受診し、薬物療法やカウンセリングなど適切な治療を受けましょう。