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【自己診断付き】敏感な子ども「HSC」の特徴と接し方

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わたしの子どもって、ちょっと他の子と違うかも。

子育てをしていて、誰でも一度は自分の子どもと他人の子を比べて、そんな不安を抱いた経験はあるのではないでしょうか。

今回は、最近なにかと話題となっているHSC(敏感なこども)について紹介します。

HSCって病気なの?どうやって見分けるの?

そんな疑問や不安を解消して、HSCの子どもとの接し方なども解説していきますよ。

HSCとは

HSCは、Highly Sensitive Childの略称で敏感なこどもという意味の言葉で「ひといちばい敏感な子」という本がきっかけで広まりました。

HSCは精神科医のエレイン・N・アーロン博士がその著書で提言し、子育てに関わる様々な分野で共感を呼び注目されています。

アーロン博士によれば、HSCの子どもは「非常に感受性が高い」ため、周囲の悪意や雰囲気に敏感で、一見するとひどく神経質に見えるという特徴を持っています。

メディアなどでも多く取り上げられ、ママの中には「病気なんですか?」と心配や不安を口にるす方も多いのですが、HSCは病気ではなく「個性」として理解すべきです。

事実、子どもの【5人に1人】という割合でHSC的な特徴が見られるので、特別な病気ではないことをまずはしっかりと理解しておきましょう。

HSCの子どもの特徴【チェックリスト】

自分の子どもが神経質な部分があると、HSCなのかも?と不安になりますよね。

ここでは、簡易的なHSCチェックリストとアーロン博士が公認しているサイトへのリンクを紹介しますので、子どものチェックに役立ててください。

  • 音に敏感(小さな音が気になる、大きな音で過剰に反応するなど)
  • においや光、触感など外部からの刺激に敏感
  • 両親のケンカや周囲の険悪なムードを察知する
  • 大人でも気付かないような小さな変化を指摘する
  • 絵本や動画で共感して号泣したり怒ったりする
  • 人が大勢集まる場所へ行きたがらない
  • 急な変化(突発的な出来事や状況変化)に対応できない
  • 興奮すると寝れなくなってしまう

上記のような特徴が多く見られる場合は、HSCである可能性が高まります。

これらは、あくまでも目安であり繰り返しになりますが【病気ではない】ので、深刻に受け止め過ぎないようにしてくださいね。

アーロン博士公認のチェックリストを掲載しているサイトも紹介しておきます。

参考 HSCチェックリストThe Highly Sensitive Person

公認サイトのチェックリストでも注意していますが、あくまでも目安となっています。

必ずしもHCSであることを示す訳では無く、当てはまる項目が1~2しかなくても、その特徴が顕著な場合はHSCである可能性があります。

自分の子どもに見られる特徴が、チェック項目と重なる部分が多い場合は、もしかするとお子さんはとても感受性が優れているのかもしれません。

HSCかもしれないと理解できたことは子育てを楽にする大きな一歩です。

続いてはHSCの子どもと接する際に注意すべき点や、子どもやママがその個性で苦しまないようにしてあげる子育て方法を紹介します。

HSCの子どもへの接し方3ポイント

チェックリスト項目と自分の子どもを比較して、もしかしたらウチの子はHSCなのかもしれない!と思ったママもいるのではないでしょうか。

HSCという言葉には、病気をイメージさせる響きがありますが「感受性に優れた子ども」と言い換えれば、決して悪いことでは無いと理解しやすいですよね。

ただHSCの傾向が見られる子どもは、とても敏感で繊細。

ママがしっかりと子どもの性格を理解して、接し方や子育てに工夫をすることが重要です。

1.子どもが安心できる声掛けをする

HSCの傾向が見られる子どもは、その感受性の高さゆえに「物事を深く、じっくりと考えてから行動する」という特徴があります。

そのため、軽い気持ちで「ほら、早くして」などと言ってしまうと、考えがまとまらない内に行動を促されることで、パニックや癇癪を起こしたりすることがあります。

また普通なら気にならないようなゴミや、服や靴についた小さな傷や汚れをひどく気にしたときなども、「そんなのいいから」と言ってしまいがちです。

自分ではとても気になっている事柄を、ママから否定されてしまうと子どもは自己否定されたと感じてしまいます。

慣れるまでは難しい部分もあると思いますが、HSCであるという認識を持ち「子どもが安心できる声掛け」を心がけるようにしましょう。

2.個性をほめてあげる

HSC傾向がとても強い子どもの場合、一般的な感覚では想像すらしないような共感力を発揮することがあります。

例えば、アニメや絵本で誰かが傷ついたりイジメられているような描写をみただけで、まるで自分がその体験をしているかのような反応をみせることもしばしばです。

そんな光景をみたときに(大袈裟だな)とか(意味が判らない)などと思わずに、その感受性を褒めてあげることを意識しましょう。

「だれかの痛みを判ってあげられることはすごいことだよ」

自分が感じていることや、思ったことを褒めて認めることで、HSCの子どもは自己肯定感を得て、安心して表現できるようになります。

逆に認められず自己否定感が強くなってしまうと、自分の考えや感情を次第に外へ出すことに恐怖を感じてしまいます。

感受性の豊かさは個性です。

しっかりと褒めて、正しく伸ばしてあげることが大事ですよ。

3.ママがリラックスしている姿を見せる

感受性が高いHSCの子どもは、とにかく他人の感情や周りの空気に対して敏感に反応します。

つまり子育てでイライラしている姿は、それだけで子どもにとってストレスになります。

子育てに悩むママにとって、簡単なことでは無いかもしれませんがリラックスして愛情溢れた接し方をすることで、HSCの子どもは安心できるのです。

HSCの原因は親にある!?ママのインナーチャイルドを振り返る

HSCのはっきりした原因はわかっていません。

しかし周囲の顔色を伺う、音や刺激に過剰に反応するという傾向から、子育ての方法や環境が少なからず関係している可能性は大いにあります。

自分の子どもがHSCにならないためにも、またその傾向が悪化しないためにも、ママ自身が自分自身を理解することが重要です。

  • 子育てに向いていないかも。
  • 自分の子どもが嫌いになりそうと感じたことがある。
  • 親をやめたいと時々思う。

そんな悩みを形成しているのは、ママの中に潜むインナーチャイルド(幼少期の家庭内トラウマ)が原因である可能性が非常に高いです。

HSC傾向のある子どものために、リラックスした姿をみせたいと思っていても、自分自身のインナーチャイルドを癒してあげない限り、それを実行するのは難しいですよ。

そう考えると、自分の子供はHSC傾向がある→自分のせいかもしれないと思ってしまうママもいるかもしれませんが、それは違います。

自分の子どもはHSC傾向がある→自分の子育てが影響している→インナーチャイルドが原因

こちらが、正しい考え方です。

子どもの感受性が高いということは、決して悪いことではありません。

ただ、その個性で悪影響を与えるかどうかは接し方や子育てで大きく変わります。

ママ自身が、子育てに不安や悩みを抱えているのであれば、まずは自分のインナーチャイルドを癒すところから始めてみませんか?

まとめ

HSCは病気ではなく、あくまでも「感受性が優れている」という個性の一つです。

その高い感受性から、共感しやすかったり物事を深く考えすぎて動作がゆっくりになってしまうなど、親からすると「あれっ?」と思うことがあるかもしれません。

そこで「ちゃんとしなさい」と怒るのではなく、その子が持つ個性なんだと理解をした上で正しく接してあげることがとても大切です。

仮に自分の子どもにHSC傾向が見られたとしても、それは悲しむべきことでは無いので安心してくださいね。

正しく理解して、正しく対処することが子育てを楽しくする秘訣です。

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