たったこれだけ!魔の二歳児にイライラしない育児のコツ
授乳期間が終わり、少しずつ話したり歩いたりと日々我が子の成長に目を細める時期を過ぎると「魔の二歳児」期間に突入します。
ついさっきまでご機嫌だったのに、突然スイッチが入ってイヤ!ヤダ!と不機嫌になる我が子をみて、あらためて子育ての大変さを感じているママも多いのではないでしょうか。
子どもによって個人差はあるものの、イヤイヤ期の子育てはイライラしてしまい、感情がコントロール出来ずに怒鳴ってしまうママも多いもの。
今回は、魔の二歳児にイライラしない育児のコツを中心に紹介していきます。
目次
多くのママが感じる魔の二歳児のイライラポイント
魔の二歳児という言葉が定着するほど、1歳半~3歳ごろに起こる「第一次反抗期」はママたちが抱える悩みのタネとなっています。
海外にもterrible two(直訳すると恐ろしい2歳児)という言葉があるくらいなので、世界共通でママたちは二歳児のイヤイヤ期に困っていることが伺えますよね。
具体的にママたちがイライラするポイントとして多い意見を挙げると
- 食事を食べてくれない
- 寝てくれない
- 出かける時に限って泣き出す、駄々をこねる
- 急に怒り出す、泣きだす
などがありますが、共通して言えることは「言う事を聞いてくれない」と言う点にママたちはついイライラしてしまう事がわかります。
とは言え、実は「魔の二歳児」は自我の芽生えや心の成長に大きく関与する大事なステップで、決してママを困らせたい気持ちから行っている訳では無い事を正しく理解することが大切です。
単純に「なんで言う事を聞いてくれないの!」と感情的になってしまうと、イヤイヤ期の子育てがとても辛く、感情のコントロールさえできなくなってしまいがちです。
怒鳴っても2歳の子どもには9割伝わっていない
イヤイヤ期で言う事を聞いてくれない我が子に、ついつい大きな声を出して叱ってしまってはいませんか?
実は、イヤイヤ期の子供に対して怒鳴ったり感情的に大きな声を出すのは全く効果がありません。
それどころか、その体験が成人した際にインナーチャイルド(幼少期の家庭内トラウマ)を形成する原因にもなりかねません。
子育て中に感情がコントロール出来ない理由は、ママ自身がインナーチャイルドを癒していないことが原因である可能性もあります。
しかし最も大切なことは、子供がどういう理由でイヤ!と言っているのかを、理解しようとする姿勢や正しい知識をもつことです。
「イヤ!」という言葉の根底にある理由を探してあげる
大人である私たちから見ると、イヤイヤ期の子どもは「何をやってもイヤイヤ言う」と思いがちですが、実は全て子どもなりの理由や根拠があります。
ただ、それを上手に表現出来ないからこそ大人から見た時、「何がイヤなのかわからない」となってしまい、結果的に怒鳴ってしまうケースが多く見られます。
大切なことは2つあります。
1つは、よく子どもを観察すること。
イヤイヤ期の子が「イヤ!」「ヤダ!」と言い出す前に、何があったのかを観察すると理由が見えてくる場合があります。
一見すると、無意味に怒っていたり泣いているように見えてしまうのですが、イヤイヤ期の子が感情的になる原因は複雑に絡まった糸のような理由が隠されていたりします。
例えばですが、
親の真似をして靴下を自分で履こうとチャレンジしていた
↓
靴下を履けないことにイライラし始める
↓
靴下を投げてしまい、どこかへ行ってしまった
このように子どもなりに、イライラするプロセスがしっかりあるにも関わらず、その経緯を知らずに「靴下を無くして泣きわめく姿」だけを見てしまうと、ママはイライラしてしまったりするのです。
もう1つは、子どもに寄り添ってあげることです。
感情的に怒鳴ってしまう、イライラして無愛想に接してしまうと、それも子どもにとってはイヤ!と言い出す原因になってしまいます。
「どうしたの?」「一緒に〇〇やってみようか?」と、子どもがイライラしている原因に対して、寄り添って一緒に問題解決へ取り組む姿勢を見せることで、子どもも素直になってくれるものです。
「ママがわかってくれた」それだけで子どもは安心する
イヤイヤ期はママにとって苦痛に感じるかもしれませんが、それを理解してもらえず怒鳴られたり感情的にされると、子どもにとっても大きなストレスになります。
逆に子どもが抱える悩みや苛立ちに対して、ママが寄り添って一緒に解決したり理解しようという姿勢をみせるだけで、子どもはとても安心できるのです。
まだ未熟な2~3歳の子どもは、「自分がやりたい事」と「自分が出来る事」のギャップに対して、イライラしてしまうことも多々あります。
そのため、そのイライラを自分の中で消化できずに「イヤ!」「ヤダ!」という形で表現してしまっていることを、ママがしっかりと理解して寄り添うことが肝心です。
怒鳴ったり感情的になってしまうと、多感な時期の子どもは「孤独感」や「無力感」を強く感じてしまい、余計にイヤイヤ期がエスカレートしていってしまいますよ。
ママがしっかりと理解して寄り添うだけで、子どもは安心感に包まれるのです。
まとめ
しっかりと子どもを観察する。
しっかりと子どもの「イヤ!」に寄り添う。
これだけでイヤイヤ期の子どもは安心するだけでなく、健やかな成長や教育にも繋がっていきます。
どうしても感情がコントロールできない、イライラしてしまうというママは、自分の幼少期に怒鳴られた経験があってインナーチャイルドを抱えているのかもしれません。
頭ではわかっているつもりでも、なぜかイライラして子育てがうまく行かないと悩んでいるママは、自分自身のインナーチャイルドを癒す事で劇的に子育てが改善しますよ。
どうしてもイライラが止まらない!というママは以下の記事も参考にしてみてくださいね。
「子どものことが嫌いになりそう」ママの気持ちと3つの対処法