子育てをしていく中で
- 「どうして子供に辛くあたってしまうんだろう」
- 「自分の感情が上手にコントロールできない」
など、自分に自信が持てなくなると辛くなってしまいます。
今回は、インナーチャイルドを癒して子育てを楽にするためにどうすればいいのか?を3つのステップで紹介します。
子育てが辛いと感じたとき、どうすればよいのかと一人で悩む前に以下の手順を実行して少しでも楽しい育児に役立ててくださいね。
インナーチャイルドを癒して子育てを楽にする3ステップ
目次
ステップ1.幼少期のトラウマと向き合う
インナーチャイルドは、自分が子供の頃に受けた「心の傷」がトラウマとして大人となってからも大きな影響を与えてしまうということ。
まずは自分の幼少期に「何が辛かったのか?」を、しっかりと思い出して向き合うことから始めてみましょう。
「トラウマになるような経験はしてないはず」
このように考えて、自分の幼少期体験から目を逸らしてしまうママは多いものです。
しかし、実はインナーチャイルドを形成する原因はみなさんが思う「すごい体験」とは限りません。
例えば、幼児期に親から虐待を受けていたなら「トラウマ」として残ることは容易に想像ができます。
ところが、「親に冷たくされた」「兄妹がいて、自分はあまり相手にされなかった」など、些細な出来事がきっかけでインナーチャイルドの原因となり、今の子育てを苦しいと感じさせているケースも多々あります。
子育てを楽にする最初のステップは、自分が幼少期時代に体験した「嫌な思い出」としっかり向き合って、客観的な視点で受け止めることです。
思い当たる経験が無い、何が原因かわからないという方は以下の記事で詳しく解説していますので、参考に役立ててください。
子育てを苦しくする幼少期のトラウマ5つの例ステップ2.ママと子どもの本質の違いを受け入れる
子育てを楽にするためには、「物事をしっかりと頭で理解する」という作業が非常に重要になります。
インナーチャイルドと向き合うことも大事ですが、子どもは「ママの分身」ではないということを正しく理解することも重要です。
子どもとママは深く繋がっていて、共通する部分も数多くあります。
しかし、全てにおいてママと同じでは無いことを忘れてはいけません。
例えば、「わたしはこれくらい耐えてきた」という経験や感情を、そのまま子どもに求めたりはしていませんか?
自分が出来たから、自分が乗り越えたから、という「ママの物差し」で子どもの本質や気持ちを見失っていないかどうか。
インナーチャイルドと向き合ったあとは、自身の子育てそのものと向き合い「考える」ことも大事な作業です。
「考える」ことは、「自分を責める」ことと同義ではありません。
自分と子どもの違いを正しく理解し、子育てに反映させる考え方を持つことで、今まで辛いと思えたやり取りでも冷静に理論立てる思考力が身に付き、前向きに向き合うことができるようになります。
ステップ3.子どもと同じくらい自分を愛する
子育てに悩むママの多くが、「わたしはママ失格です」と自分を責めてしまう傾向が強くみられます。
インナーチャイルドが原因だと正しく理解しないと、自分の行動や言動を振り返り自己嫌悪に陥り「自分さえ愛せない」状態になってしまいます。
叱ったあと、後悔して落ち込み自分を責める。
自己嫌悪に陥り、自分を愛せない(自信が持てない)から子どもに辛くあたってしまう。
このような、辛い子育てのスパイラルに迷い込んでしまわないためにも、「自分のことを子どもと同様に愛する」ことがとても大事です。
子育てに真面目なママであるほど
- 「責任転嫁しているような気がする」
- 「辛さから逃げるような気がする」
このような考え方をして、インナーチャイルドと向き合わずに「自分を責める」という悪い方向へと進みがちです。
インナーチャイルドを癒すということは、自分を愛してあげるということ。
自分のことをしっかりと愛して、子育てを辛くする原因やメカニズムを正しく理解することで、愛情たっぷりでストレスのない子育てには最も重要です。
後悔と反省は似て非なるもの
自分の行動を後悔していても、原因が判らないままでは自己否定に繋がってしまいます。
正しく理解して原因を究明すれば、具体的な対処法を実践して過去の失敗を反省して、次へと活かすステップに変えることができます。
大丈夫、あなたが悪いわけではありません。
しっかりと自分の内側に潜むインナーチャイルドと向き合い癒してあげれば、辛い現状を切り開く大きな一歩になります。
絶対に、一人で悩んだり自分を責めるのはやめてくださいね。
まとめ
子育てに思い悩むママの多くが、なんらかのインナーチャイルドが原因となっています。
しかし【トラウマ】という言葉の深刻さから、「自分には関係がない」とインナーチャイルドの存在に気づけずに苦しんでいるママが本当に多いです。
いま子育てが辛いと感じているママは、先入観を捨てて今回紹介したステップで自分自身を見つめなおしてみてください。
そして自分自身の内面と向き合い、「何が原因なのか」を考える機会を作ってみましょう。
この記事を読んで、少しでも子育てに苦しむママが楽になる一助となれば幸いです。