段々と体調が安定し、体や心にゆとりがでてくる妊娠中期。
おすすめの過ごし方や注意点について紹介します。
目次
妊娠中期とは?
妊娠16~27週、月数でいうと妊娠5~7ヵ月が妊娠中期にあたり、「安定期」と呼ばれます。
赤ちゃんに栄養を供給する胎盤が完成することで不安定な体調やつわりの症状が落ち着き、比較的過ごしやすい時期となります。
妊娠20週までには胎動を感じ、妊娠27週までには聴力が完成してママの声が分かるようになると言われているので、赤ちゃんの存在を実感し、積極的に話しかけてコミュニケーションをとってみるのも良いですね。
体調が安定し、アクティブに動きたくなる時期ではありますが安定期といっても切迫流産や切迫早産などのリスクが全くなくなったわけではありません。
引き続き無理はせず体調に気を付けて過ごすようにしましょう。
おすすめの過ごし方
出産前に済ませておきたいことは体調をみながら安定期のうちに済ませておきましょう。
出産に備えた体作りとして散歩やヨガなどの軽い運動や、体調が良ければ無理のない範囲で旅行やドライブ、外食やショッピングを楽しむのも良いですね。
子連れでは行きにくい美容院や映画館へ行くこともおすすめです。
また、妊娠中は口内環境が悪化しやすいので歯医者に行っておくと安心ですよ。
その他にも掃除や部屋のレイアウト変更、出産前後でもらえるお金の確認や保険の見直し、すぐに使うベビー用品の購入、働いているママは仕事の引継ぎや保育園のリサーチ等々、赤ちゃんを迎える準備期間として過ごすのも良いでしょう。
妊娠後期に入ると思わぬ妊娠トラブルに見舞われる可能性もあるので、動けるうちに行動し、充実した安定期を過ごすよう心がけてみてください。
油断は禁物!妊娠中期に気をつけること
辛かったつわりがおさまり、食欲がもどってくる人が多いこの時期。
気にせず一気に体重が増えると「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」などのリスクが高くなります。
ですが、日本医療大学の研究チームは、妊婦のダイエットによって「低出生体重児」が生まれる可能性が高まり、そのうちおよそ10%が成人後も成長が追い付かず、孫、ひ孫、さらには玄孫の代まで及ぶことがわかったといいます。
妊娠後期は更に体重が増えやすいので妊娠中期のうちから、体重管理を意識し、無理なダイエットはしないよう心掛けましょう。
また、お腹が大きくなってくると便秘や腰痛を引き起こしやすくなります。
便秘の場合は運動や食事に気を配り、妊娠中でも飲める薬をお医者さんに処方してもらうのもいいでしょう。
腰痛には正しい姿勢を意識するほか、骨盤ベルトの使用も痛みの軽減に効果的です。
安定期に入っても無理は禁物です。
赤ちゃんのことを考え安全で楽しい妊娠生活を過ごしてくださいね。