職場で産休に入る人がいた場合、おめでたい雰囲気に包まれて自分まで幸せな気分になるものです。
産休の人を職場から気持ちよく送り出すためにメッセージを贈る場合は、言葉選びを慎重にしないと知らず知らずの内に相手を傷つけてしまうことも。
今回は、産休に入る人を気持ちよく送り出すために贈るメッセージについて、注意点やポイントを紹介します。
またメッセージ作りが不安な方向けにそのままコピペで使えるメッセージ例もあわせてお届けします。
是非、この記事を参考にして産休の人に真心が伝わるようなメッセージ作りに役立ててください。
産休メッセージ3つのポイント
産休のメッセージを贈る場合、相手に気持ちや感謝を伝えるには3つのポイントがあります。
もちろん自分なりの言葉で綴ることも大事ですが、より相手に気持ちを伝えるためには以下のポイントを意識した方が、不要なトラブルを避けて気持ちよく送り出すことができますよ。
ポイント1 お祝いや感謝の気持ちを伝える
産休はおめでたいこと。
一つ目のポイントは、素直に自分が感じているお祝いの気持ちや、感謝の気持ちをメッセージに込めることです。
「この度はおめでとうございます。」「ぎりぎりまでお仕事頑張ってくださってありがとうございます。」等の言葉から書き始めるとスムーズです。
当たり前のことに感じますが、難しく考えすぎて使い慣れない言葉や格式ばったメッセージを贈るよりも、貰った時に嬉しいと感じてもらいやすくなります。
ただし、感謝を伝えるときは「別れ」を連想させないようにご注意を。
ポイント2 体を気遣う言葉を添える
妊娠中は、精神的にも肉体的にもデリケートなものです。
生まれてくる子供の話題よりも、「お体に気をつけてお過ごしください。」などと母体を気遣うような優しい言葉を添えるのも大きなポイントです。
ポイント3 職場復帰を待っていることを伝える
ポイント1でも触れましたが、「今までありがとうございました。」のようなお別れを連想される文面はNGです。
メッセージを受け取った時に、「あれ・・・もうこの職場に戻れないの?」と思わせてしまう文面は避けて、復帰を待ち望んでいることを書き加えるのもポイントです。
「〇〇さんの復帰をお待ちしています。」等の言葉を添えることで妊婦さんの安心感につながります。
ケースバイケースですが、出産後に職場復帰の可能性がある方へ贈るメッセージでは、復帰しやすい言葉で送り出すのが大事ですよ。
産休メッセージ3つの注意点
産休メッセージを贈る際は、相手に不快な思いや余計なプレッシャーを与えてはいけません。
こちらにそんなつもりが無くとも、相手の受け取り方や妊娠中の不安を煽らないように配慮すべきです。
注意点1 プレッシャーになる言葉を使わない
無事に元気な赤ちゃんを産んでほしい、と思うことは決して間違ってはいません。
しかし、無事に産まれてくれるか不安を抱えている妊婦さんに対して、そのままストレートに伝えてしまうとプレッシャーになってしまいます。
万が一のことを考えて、「安産を祈っています。」などの柔らかい表現を心がけましょう。
また、寄せ書きなどを作成するときも「派手になりすぎない」ように配慮すべきです。
どうしても、お祝い事なので綺麗に飾り付けをして趣向を凝らしたくなりがちですが、あまり派手なメッセージカードや色紙をもらうこともプレッシャーを与える可能性があります。
注意点2 性別については触れない
月齢などにもよりますが、基本的には赤ちゃんの性別については触れない方がよいでしょう。
望んでいた性別と違った場合や、後継ぎになり得る性別を求められて辛い思いをしている可能性もありますので話題として触れないのが無難です。
メッセージで男の子・女の子を言及してしまうと、もし間違っていた時に悲しい気持ちにさせてしまう恐れがあります。
産まれてくる子の性別が違うことで、せっかく産まれた命が良かった・残念だったなどと思わせるようなメッセージはお互いに気まずいものです。
あくまでも職場の仲間が新たな命を授かったことを喜ぶに留めて、性別などのデリケートな部分には触れない方がよいでしょう。
注意点3 お別れを感じさせる言葉は使わない
ポイントでも触れていますが、メッセージでは「別れ」をイメージさせる文面は避けるべきです。
「これまでお世話になりました。」「今まで本当にお疲れさまでした。」等の文面は避けましょう。
産後に職場復帰しづらく感じさせてしまう恐れがあるだけでなく、これから出産を控えて不安な人にとっては縁起が悪いと思わせてしまうかもしれません。
そのまま使える産休メッセージの例文
どうしても、気の利いたメッセージが浮かばないという方に向けて、コピペで使えるメッセージ例をいくつか紹介します。
上司編
〇〇さん、この度はおめでとうございます。
ご不在の間は、これまで教わった事を活かして
戻られた時に成長した姿を見せれるよう頑張ります。
〇〇さん、おめでとうございます。
産休中はお体を大事になさってください。
赤ちゃんのお話が聞けることを楽しみに復帰をお待ちしております。
安産でありますよう、お祈りします。
部下編
〇〇さん、おめでとう。
仕事をしながらの妊婦生活はとても大変だったと思います。
産休中は、身体を大事にしてゆっくり過ごしてください。
赤ちゃんのご誕生と、〇〇さんの復帰を楽しみに職場で待っています。
同僚編
〇〇さん、おめでとう。
産休で〇〇が居ないのは寂しいけど、赤ちゃんの話を楽しみに職場で待ってるね。
復帰したら色々と聞かせてもらうから、今は身体に気を付けてゆっくりしてね。
まとめ
職場で産休に入る人には、安心して出産や育児に集中できるよう心が温まるようなメッセージを贈るようにしましょう。
出産を控えて職場を離れる場合、復帰を心待ちにしているという雰囲気がメッセージから伝わると、戻る場所があるという安心感に包まれるものです。
出産という大仕事を控えている仲間に、せっかくのメッセージで余計な不安やプレッシャーを与えないように注意しながら、心のこもったメッセージを贈ってあげましょう。